金管楽器

ホルン(第72回定期演奏会のプログラムより)

 皆さんはホルンというとどんなイメージをもちますか?マーチングでのリズム軍団,迫力ある大ソロをこなすと思えば、渋いオブリガードをやってみたり、重厚な和声をつくりだしたり、まさにオケの王様、この上なくカッコイイのです。(しくじった時のダメージも大きいのですが)そのカタツムリ!?のようなユニークなボディからは圧倒的な力強い音色から、ロッテのCMの“ポッポポー”のようにのどかな音まで、本当に臨機応変というか何でもやってしまうのです。しかもなかなか気難しいところもあり、奥の深い楽器なのであります。そんな不思議な楽器を不思議な7人が、日々手を焼き、悩みながらも取り組んでいるのですから、きっと想像を越えた力を発揮することでしょう。今日のプログラムは名曲中の名曲ばかりで、ホルンにとっても名場面が一杯です。どうぞお楽しみ下さい。
【解説】
 うちのホルンは変わってます.ウィンナホルンでがんがん音をあててくる人とか(ウィンナって音よくはずれるはずなんだけど…).不思議な7人というのはその通りですが,最近古株の1人が遠く福井へ転勤になってしまい,寂しい毎日です.

トランペット(第73回定期演奏会のプログラムより)

 パート紹介の写真をごらんください。今回は金管楽器のトランペット・セクションですが、なにかへンだと思いませんか?トランペットといえば管が縦巻きで音階調節をピストンのヴァルブでおこなうものが通常使用されるトランペットです。茨城交響楽団では1985年以降、管が横巻きで音階調節をロータリーのヴァルブでおこなう「ロータリー・トランペット」を正式に採用し、使い続けています。この楽器は古典的な楽器ではなく、ドイツ・オーストリアで生まれ、ベルリン・フィルやウィーン・フィルで現在でも使われ続け、これからも進化・熟成していく楽器です。この楽器の特色は、弦楽器や木管楽器の音に溶け込め、オーケストラの響きの一因(員)に徹することができることです。もちろん単体で吠えることも大の得意としていますが、吠え間違うと指揮者・お客様に真っ先にバレてしまうのがこの楽器の悲しい運命です。
【解説】
 写真を見ての通り,こわいです.トップは強力です.オケの中でこの方に太刀打ちできる人はいません.なにしろ,警察官(警部補)かつラッパがうまい!何曲でも吹けるパワーも兼ね備え,たいていの指揮者はぞっこん惚れ込みます.

トロンボーン・テューバ(第74回定期演奏会のプログラムより)

♪トロンポーン・テューバの男♪
(PUFFYの「サーキットの娘」にのせて歌ってください)
代え詞:名無しの権兵衛

これから トロンポーン
テューバのパートの紹介始まり
書いている 私は 文章の 責任 持てない 持たない
演奏会での 美しい音楽に
荘厳さを添えるのが 我らの 喜ぴ 
暑すぎる照明に照らされながら
少ない出番を数えている
誰よりもでかい音をだそう あくまで 音楽的に
演奏会には魔物が住むから
大失敗し一て一も一 笑って 許して
大事な楽器が壊れないように
ぶつけて吹けなくなったりしないように
焦って出るとこ間違えるな 指揮者が睨んでる
メンバーは中学校教諭、銀行マンに研究者とバラバラでも
誰よりも音楽愛してるぞ 本日ご期待ね お願い
【解説】
 何も言うことはありません.出せというとアルト・トロンボーンまで出てきます.オケのメンバーの間では,彼等は本番に異様に強いパートだという認識があります.

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